海外ドラマではないのであしからず
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一応、“七夕に願いを”のあとがき的なものです。
全然大した文章ではありませんが。
とにかく、久しぶりに見切り発車できて楽しかったです。
本当はジョウト組の分も妄想していたのですが、
久しぶりすぎて、ついつい書き込みすぎてしまったせいで時間がなくなり、
そこまでいきませんでした。無念。
手直しすることもできず、半端な形で出すことになってしまって申し訳ありませんが、
それも見切り発車の醍醐味ということで(都合良く)
ただの妄想ですが、
オーキド博士に手伝いを頼まれた先で一緒になったレッドとブルー
「どっか良い竹はえてないかな?」
「は?」
そこからブルーに七夕にイエローと会うことを話し、竹をゲットし、
「しかしデカいな・・・」
「トキワジムに置いとけばいいんじゃない?」
「ナイスアイデア☆」
という流れでトキワジムに竹設置。超浮いてるww的な。
後からブルーによる召集でジョウト組も集まってみんなでそうめん流しをするという、
とこまで妄想していました。笑
見切り発車は特に、衝動的に書くので、ワンパターンというか、
黙木が好きな設定、シチュばかりになってしまって心苦しいですね。
なんとなく、グリブルは付き合ってて、レイエはまだって感じが好きな状態なんですよね。
前も書いたかもしれませんが。。。
ブルーはイエローが可愛いあまり(おもしろがるのもあるもちろん)、
世話をやきたがる(ちょっかいだしたがる)感じですね。
今回のイエローはレッドさん好きすぎですね。わかります。
レッドは・・・・・・?
ここからはさらにすっごい妄想なのですが、七夕も関係ないのですが、
将来、レッドはトキワジムのリーダーに就任して、グリーンは警察とか向いてると思う(真顔
グリーン兄さんは有能だから、特命とか受けて秘密裏に動く。世界をまたにかけて動く。
みたいなことやっててほしいです。
ブルーは科学者系ですかね。あと図鑑所有者の代表というか、取りまとめというか、
パイプというか、そういうこともしててほしいですね。
イエローは自分の特殊な力を研究に役立てたり、
レンジャー的なことをしたり。
で、紆余曲折あって、リーダー就任決定後、やっと付き合うことになったレイエ。
まあ互いにすでに良い歳になってるし忙しいしで、
会える時間を大切にラブラブしているのですが、
ブルーねえさんが物申す!
「あのねえ、レッド、前も言ったでしょ?いくら職場が近いからって、毎日のように朝帰りしない!」
「・・・」
「ブ、ブルーさん・・!」
「世間体ってものがわからないの?」
「知ってるよ。字も書ける」
「誰が漢字を聞いたのよ?意味わかってないでしょ!」
「わかってるってば!バカにするなよ!だいたい、そっちだってグリーンとヤッ「うるさい!」
「そういうことじゃないの!レッドは考えたことがないでしょうけどねえ、一人暮らしの、うら若き乙女の家に男が・・・・・・」
云々、とブルーに説教されるレッドさん。笑
デリカシーとかないからイエローの迷惑になるって説明されてマジで凹んでいたりする。
ある意味付き合う前よりその後の方が本気で心配なブルーねえさん。
自分はグリーンとは至って順調。
っていうカントー組二十歳くらいの妄想、でした。
一気に書き連ねてしまって、何を書いたかイマイチ自分でもわかりませんが、
乱文ほんとうにごめんなさい。
ではでは、失礼いたします。
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「“グリーンさんと両想いになれますように”ですって。さすがモテるわね~」
トキワジムに飾られた竹を眺めながら、ブルーは失笑した。本人がジムリーダーを務めるトキワジムに、イニシャル入りでそんなことを書いているのだから、大胆というか、何というか。
「いつまで置いておくつもりだ」
迷惑だと言わんばかりの声音が後ろからした。振り向かずともわかるので振り向かない。閉館後の片づけを終えたグリーンだ。
「明日が七夕なんだから、少なくとも明日までかしら。・・ね、見たこれ?」
「・・・・・・」
「ねえ?」
「・・・いちいち見ない」
今日は夜ご飯を一緒に食べる約束をしていた。さっさと帰りたそうなグリーンに、例の短冊を指さしてみせる。
「これ、ある意味告白じゃない?イニシャルに心当たりある?」
グリーンは短冊を視認したものの、全く興味をそそられなかったように視線を外した。が、ふと思い当ったらしい。やたら頻繁に来る挑戦者なので名前を覚えてしまったらしい。負けてばかりの割に毎回、明らかに何の対策もトレーニングもせずに挑戦してくるものだから、そろそろ断ろうと思っていたところらしい。
「なるほど、ジムバッジ目当てじゃなくてリーダー様に会いたくて通ってたわけね。」
青春ね、と微笑ましく短冊を眺めていると、視線を感じてグリーンを見た。
「大丈夫。ちゃんと嫉妬してるから。ただ、可愛いことするなぁって思って」
「・・・何が大丈夫だ」
呆れ返っているグリーンをよそに、他の短冊も読んでいく。トキワジムに来るのは挑戦者ばかりなので、主にバトルで強くなりたいという願い事ばかりだ。
「書かないのか?」
「うん、今日はね。明日レッドとイエローが書きに来るらしいから、一緒に書こうと思って。」
「・・・行くぞ」
痺れを切らしたようにグリーンが踵を返した瞬間、凄い短冊が目に入った。
「うわ、何これ!“リーグ3位だったブルーと付き合ってるって本当ですか?”」
「・・・」
思わず振り返ったグリーンが件の短冊を目にした瞬間、苛立ちを通り越して殺気立った。
これでもポケモンリーグ3位の身だ。世間でもある程度の認知度があるのは自覚している。
「にしても、“3位のブルー”ってなんかムカつくわね・・・。本当です、って返事書いておいてあげよっか。」
ニヤリと悪戯っぽい笑みを浮かべて短冊へ手を伸ばすと、先に取られた。しかも手の中でくしゃりとされてしまう。
「ちょっと、何してるの!」
グリーンはいとも容易く、くしゃくしゃにした短冊をゴミ箱へ捨ててしまった。
「まあ・・・・・確かに願い事じゃないから、いい・・・のかしら?」
だから竹なんか置きたくなかったとでも言いたげに願い事の木を一瞥してから、グリーンは今度こそ夜ご飯を食べるべくジムの出口へ向かう。
案外、独占欲が強いのよね・・・
そこがまたまんざら嫌でもない自分には目を瞑りつつ、ブルーも彼の後を追った。
「明日は朴念仁リーグ優勝者にイエローをけしかけちゃおうっと。イエロー良い子すぎるのよ~これで報われなかったらホント、レッド見る目なさすぎよ。ねー?」
「・・・だが、あの二人じゃあな」
「うぅん・・・それもそうなんだけど」
明日は二人が上手くいきますように、って願い事を書いてあげよっかな~
そしてそれを二人に見せている状況を想像してみた。
「・・・なぜニヤニヤしてる?」
「ふふ、明日が楽しみだな~って」
「・・・・・・」
「・・・うん、明後日。・・いや、明々後日か?えーっと待てよ、博士から連絡があったのが一昨日だから・・・・・」
無機質な四角い枠の中で、レッドが首を捻って計算している。イエローは小さく笑って助け舟を出した。といっても、先ほどまでレッドが自分で話していたことだが。
「オーキド博士のお手伝いは今日から三日間なんですよね?」
「あぁ、そう・・そう!そうだ今日から三日だから明々後日!明々後日にしよう。どうだ?」
期待に満ちた顔がぐっと近くに来た。画面越しとはいえ、イエローは少しどきりとして身を引いてしまった。今二人は、パソコンを通じてテレビ電話をしているところだった。不意にレッドから連絡があったのだ。残念ながら、特に彼がイエローに用事があるというわけではない。ピカがチュチュに会いたいとごねていると言っていた。
「オレも久しぶりにイエローの顔見たかったしな」
さらりと言う彼も彼だが、他の人が言えばただの社交辞令であるこんな一言に、どうしようもなく舞い上がっている自分も、自分だ。その熱に浮かれていたせいか、大はしゃぎのピカとチュチュの横で思わず、イエローは自分から会いたいと言ってしまった。滅多にないことだが、言い方はかなり弱いし、正確にはレッドに言ったのではない。そのうち直接会いたいね、と頷き合ったのだ。チュチュと。
すると案外、レッドが乗り気になってくれて、明日にでも会うかと言い出したのだ。だがちょうどオーキド博士に研究の手伝いを頼まれているという話を聞いた直後だったので、それが終わってからにしましょう、とイエローがなだめたのだ。
「あ、はい。ボクは大丈夫です。明々後日・・7日ですね。」
「7日?なのか?」
レッドが首を巡らして、どこかを見やった。そして呆れたように笑うと、立ち上がって画面から消える。
「オレんちはまだ6月らしい」
からからと笑う声がして、バリッと何かが破られる音。どうやらレッドは、カレンダーを7月に追いつかせたようだ。
「えっと・・・明々後日は、7日。だな。うん。・・お、てか、7月7日じゃん」
「え?そうですね、・・・7月7日です」
言われてみれば確かに七夕だ。それが何だろう、と頭の中にクエスチョンマーク。すると画面いっぱいになっていたピカを押しのけて、レッドが帰ってきた。表情に表れていたのだろう。レッドが別に大したことじゃないけど、と説明する。
「あ、いやほら。7、7でゾロ目だなって。しかもラッキーセブン。なんとなく、ラッキーな感じがするじゃん」
あっけらかんと言って、にかっと笑う。そんなレッドに、イエローは吹き出して笑ってしまった。
「ん、なに?オレなんか変なこと言った?ほら、あるだろなんていうか、偶然時計を見たら11時11分だったら、オオ、ってなる感じ。全然、だから何ってわけじゃないけど・・・」
「あ、いえ。その気持ちはわかりますよ。ただ、7月7日って七夕のイメージが強いから、大抵の人は七夕って真っ先に言うかなって・・・、だからさすがレッドさんっていうか、なんだか面白くて」
「そ、そうかな」
なぜか、照れたように頭をかいているレッドの横で、ピカがため息をついている。
「あーでも、言われてみればそうだな。七夕か。七夕といえば」
天の川、織姫と彦星、笹に短冊・・・
「そうめんを食う日だな。あと願い事を」
「ふっ・・!あはは」
「ちょ、また、なんで笑うんだよ!」
「いえ、いえいえ・・・」
「そうめん食う日だよな?違うっけ?チマキだっけ?」
「ううん、合ってますよ」
「じゃなんだよ・・・」
「なんでもないです」
そう、なんでもないやり取りなんだけど、ふとなぜか、今、すごく幸せだなぁって、胸にこみ上げる時があって
ボクは、この人が好きなんだなって、思い知らされることが前より増えた気がするんだ―――――
「ぜったい、なんでもない笑い方じゃないよな、ピカ!」
さあね、としっぽを返されているのだから、余計に笑ってしまう。
「はぁ~っ。イエローだけはオレをバカにしたりからかったりしたりしないと思ってたのになぁ」
グリーンやブルーと違って、と嘆いて見せているが、もちろん画面越しでも冗談だとわかっている。二人で笑い合いながら、そのまま他愛もない会話を楽しんだ。
楽しんでいるのだが、どうしても勝てないものもあって、それにいち早く気付いたレッドが言ってくれた。
「そろそろ寝るか」
「あ、え・・・」
見れば時計は夜9時を回ろうとしていた。何もない時のイエローの就寝時間で、どうしても眠くなってきてしまう時間帯だ(もちろん他の時間帯でも眠い時は眠い)。
たぶん、眠そうな素振りを見せてしまったのだろう。そうそう頻繁に連絡をとっているわけではない。眠気を我慢してでもレッドと話していたかったが、話し相手がうとうとしていたら嫌に違いない。
「オレも眠いし」
そうは見えないけど・・・優しいな
「んし、まあ今度は明々後日のラッキーセブン、七夕に会えるしな。なあピカ、楽しみだな!」
頷いて、ピカもチュチュに楽しみにしている、と言っているようだった。チュチュからも同じ気持ちが伝わってくる。画面越しに見詰め合っている2匹に、つい思ったことを言ってしまう。
「なんだか、こうして見てると天の川を隔てた織姫と彦星みたいだね」
「なるほどな・・・。ちょうど七夕に会えるってわけか。」
レッドも微笑ましげだ。ほんの少しの間、二人は小さな織姫と彦星を見守った。
「なあ、イエロー」
「はい」
「願い事、もう短冊に書いた?」
「いえ、今年は書いてないですね。去年は確か、タマムシデパートに七夕の竹が飾ってあったから、短冊に書いて飾った気がしますけど。」
ブルーと買い物に行ったら、ちょうど七夕の何日か前だったので、二人で書いたのだ。
「じゃあ7日に会った時に、一緒に書こう。」
「あ・・はい」
少し、面食らったが、レッドは冗談を言っているわけではないようだ。
「なかなかさ、自分の願い事って、普段意識しないだろ?」
「・・・?」
「自分の目指すものになりたい、欲しいものを手に入れたい、こうなってほしい。願い事って、まあ願うだけなのかもしれないけど、大事なことなのかもな。目標のために努力する、これも大事なんだけどさ。なんていうか・・・、自分が今本当に願いたいことを考えて考えてみると、ちょっと前の自分より現実的になってたり、欲張りになってたり。普段意識しない今の自分を知ることができる気がする。」
ちっとも眠そうに見えないレッドは、何の気なしに言っているようだが、イエローは束の間眠気を忘れて聞き入った。
「それでそれを文字にすると、自分の中でも覚悟が決まるっていうか。なんでだろうな、願い事を書くだけなのに。・・・やっぱ心から強く願うってことが、肝心なんだろうな、何でも。それがないと努力も行動もできないもんな。しかも1年に1回ってのが、また良いのかもしれないな。」
「うん。何言ってんだろうな、オレ。ほんとに眠くなってきたな、これ。ってことで、7日までに願い事を考えてくること!宿題な」
にっと笑うとレッドは手を振った。
「あ、はい!おやすみなさい」
「おう、おやすみ!」
唐突に終了モードになったので、イエローは慌てて挨拶をした。ピカとチュチュも十分に別れの挨拶は済ませていた。
名残惜しむ暇もなく、パソコンの画面には通信終了の文字。イエローも静かにパソコンの電源を落とす。
願い事、か・・・
歯磨きをしながらしまった、と思った。宿題の願い事は一つだけでないといけないのだろうか。うつらうつらとしながら考えていると、願い事が何個か浮かんでくる。
確かに、前よりも欲張りになったかもしれない・・・・・・
寝支度を済ませてベッドへ潜り込むと、もうほとんど眠気に支配されていた。言葉にしているか思っただけなのかもわからない意識の中で、ふと浮かんだ。
「ねえチュチュ・・・7日は、いっしょに・・タマムシ、デパ・・ト・・・に、・・くって・・・・・こと・・・・・・かな・・・・・・・・・」
就寝前のそんな疑問を、彼女が覚えていたかどうかはともかく。7日当日、張り切ったレッドに連れて行かれた場所が、トキワジムであって、そこに、それは立派な竹が飾ってあったのには驚いた。
竹の設置を、グリーンが断固拒否したのは間違いない。あの態度を見ればわかる。そしてグリーンを、ブルーがなだめすかして丸め込んだのも、間違いないだろう。楽しげな彼女を見れば。
グリーンは参加しなかったが、レッドとブルーと三人で短冊に願い事を書いた。それから、トキワジムの挑戦者達が書き残していった短冊を見ながら、自分のものをくくりつける。
「で?何て書いたんだ?」
「ボクは―――――」
無機質な四角い枠の中で、レッドが首を捻って計算している。イエローは小さく笑って助け舟を出した。といっても、先ほどまでレッドが自分で話していたことだが。
「オーキド博士のお手伝いは今日から三日間なんですよね?」
「あぁ、そう・・そう!そうだ今日から三日だから明々後日!明々後日にしよう。どうだ?」
期待に満ちた顔がぐっと近くに来た。画面越しとはいえ、イエローは少しどきりとして身を引いてしまった。今二人は、パソコンを通じてテレビ電話をしているところだった。不意にレッドから連絡があったのだ。残念ながら、特に彼がイエローに用事があるというわけではない。ピカがチュチュに会いたいとごねていると言っていた。
「オレも久しぶりにイエローの顔見たかったしな」
さらりと言う彼も彼だが、他の人が言えばただの社交辞令であるこんな一言に、どうしようもなく舞い上がっている自分も、自分だ。その熱に浮かれていたせいか、大はしゃぎのピカとチュチュの横で思わず、イエローは自分から会いたいと言ってしまった。滅多にないことだが、言い方はかなり弱いし、正確にはレッドに言ったのではない。そのうち直接会いたいね、と頷き合ったのだ。チュチュと。
すると案外、レッドが乗り気になってくれて、明日にでも会うかと言い出したのだ。だがちょうどオーキド博士に研究の手伝いを頼まれているという話を聞いた直後だったので、それが終わってからにしましょう、とイエローがなだめたのだ。
「あ、はい。ボクは大丈夫です。明々後日・・7日ですね。」
「7日?なのか?」
レッドが首を巡らして、どこかを見やった。そして呆れたように笑うと、立ち上がって画面から消える。
「オレんちはまだ6月らしい」
からからと笑う声がして、バリッと何かが破られる音。どうやらレッドは、カレンダーを7月に追いつかせたようだ。
「えっと・・・明々後日は、7日。だな。うん。・・お、てか、7月7日じゃん」
「え?そうですね、・・・7月7日です」
言われてみれば確かに七夕だ。それが何だろう、と頭の中にクエスチョンマーク。すると画面いっぱいになっていたピカを押しのけて、レッドが帰ってきた。表情に表れていたのだろう。レッドが別に大したことじゃないけど、と説明する。
「あ、いやほら。7、7でゾロ目だなって。しかもラッキーセブン。なんとなく、ラッキーな感じがするじゃん」
あっけらかんと言って、にかっと笑う。そんなレッドに、イエローは吹き出して笑ってしまった。
「ん、なに?オレなんか変なこと言った?ほら、あるだろなんていうか、偶然時計を見たら11時11分だったら、オオ、ってなる感じ。全然、だから何ってわけじゃないけど・・・」
「あ、いえ。その気持ちはわかりますよ。ただ、7月7日って七夕のイメージが強いから、大抵の人は七夕って真っ先に言うかなって・・・、だからさすがレッドさんっていうか、なんだか面白くて」
「そ、そうかな」
なぜか、照れたように頭をかいているレッドの横で、ピカがため息をついている。
「あーでも、言われてみればそうだな。七夕か。七夕といえば」
天の川、織姫と彦星、笹に短冊・・・
「そうめんを食う日だな。あと願い事を」
「ふっ・・!あはは」
「ちょ、また、なんで笑うんだよ!」
「いえ、いえいえ・・・」
「そうめん食う日だよな?違うっけ?チマキだっけ?」
「ううん、合ってますよ」
「じゃなんだよ・・・」
「なんでもないです」
そう、なんでもないやり取りなんだけど、ふとなぜか、今、すごく幸せだなぁって、胸にこみ上げる時があって
ボクは、この人が好きなんだなって、思い知らされることが前より増えた気がするんだ―――――
「ぜったい、なんでもない笑い方じゃないよな、ピカ!」
さあね、としっぽを返されているのだから、余計に笑ってしまう。
「はぁ~っ。イエローだけはオレをバカにしたりからかったりしたりしないと思ってたのになぁ」
グリーンやブルーと違って、と嘆いて見せているが、もちろん画面越しでも冗談だとわかっている。二人で笑い合いながら、そのまま他愛もない会話を楽しんだ。
楽しんでいるのだが、どうしても勝てないものもあって、それにいち早く気付いたレッドが言ってくれた。
「そろそろ寝るか」
「あ、え・・・」
見れば時計は夜9時を回ろうとしていた。何もない時のイエローの就寝時間で、どうしても眠くなってきてしまう時間帯だ(もちろん他の時間帯でも眠い時は眠い)。
たぶん、眠そうな素振りを見せてしまったのだろう。そうそう頻繁に連絡をとっているわけではない。眠気を我慢してでもレッドと話していたかったが、話し相手がうとうとしていたら嫌に違いない。
「オレも眠いし」
そうは見えないけど・・・優しいな
「んし、まあ今度は明々後日のラッキーセブン、七夕に会えるしな。なあピカ、楽しみだな!」
頷いて、ピカもチュチュに楽しみにしている、と言っているようだった。チュチュからも同じ気持ちが伝わってくる。画面越しに見詰め合っている2匹に、つい思ったことを言ってしまう。
「なんだか、こうして見てると天の川を隔てた織姫と彦星みたいだね」
「なるほどな・・・。ちょうど七夕に会えるってわけか。」
レッドも微笑ましげだ。ほんの少しの間、二人は小さな織姫と彦星を見守った。
「なあ、イエロー」
「はい」
「願い事、もう短冊に書いた?」
「いえ、今年は書いてないですね。去年は確か、タマムシデパートに七夕の竹が飾ってあったから、短冊に書いて飾った気がしますけど。」
ブルーと買い物に行ったら、ちょうど七夕の何日か前だったので、二人で書いたのだ。
「じゃあ7日に会った時に、一緒に書こう。」
「あ・・はい」
少し、面食らったが、レッドは冗談を言っているわけではないようだ。
「なかなかさ、自分の願い事って、普段意識しないだろ?」
「・・・?」
「自分の目指すものになりたい、欲しいものを手に入れたい、こうなってほしい。願い事って、まあ願うだけなのかもしれないけど、大事なことなのかもな。目標のために努力する、これも大事なんだけどさ。なんていうか・・・、自分が今本当に願いたいことを考えて考えてみると、ちょっと前の自分より現実的になってたり、欲張りになってたり。普段意識しない今の自分を知ることができる気がする。」
ちっとも眠そうに見えないレッドは、何の気なしに言っているようだが、イエローは束の間眠気を忘れて聞き入った。
「それでそれを文字にすると、自分の中でも覚悟が決まるっていうか。なんでだろうな、願い事を書くだけなのに。・・・やっぱ心から強く願うってことが、肝心なんだろうな、何でも。それがないと努力も行動もできないもんな。しかも1年に1回ってのが、また良いのかもしれないな。」
「うん。何言ってんだろうな、オレ。ほんとに眠くなってきたな、これ。ってことで、7日までに願い事を考えてくること!宿題な」
にっと笑うとレッドは手を振った。
「あ、はい!おやすみなさい」
「おう、おやすみ!」
唐突に終了モードになったので、イエローは慌てて挨拶をした。ピカとチュチュも十分に別れの挨拶は済ませていた。
名残惜しむ暇もなく、パソコンの画面には通信終了の文字。イエローも静かにパソコンの電源を落とす。
願い事、か・・・
歯磨きをしながらしまった、と思った。宿題の願い事は一つだけでないといけないのだろうか。うつらうつらとしながら考えていると、願い事が何個か浮かんでくる。
確かに、前よりも欲張りになったかもしれない・・・・・・
寝支度を済ませてベッドへ潜り込むと、もうほとんど眠気に支配されていた。言葉にしているか思っただけなのかもわからない意識の中で、ふと浮かんだ。
「ねえチュチュ・・・7日は、いっしょに・・タマムシ、デパ・・ト・・・に、・・くって・・・・・こと・・・・・・かな・・・・・・・・・」
就寝前のそんな疑問を、彼女が覚えていたかどうかはともかく。7日当日、張り切ったレッドに連れて行かれた場所が、トキワジムであって、そこに、それは立派な竹が飾ってあったのには驚いた。
竹の設置を、グリーンが断固拒否したのは間違いない。あの態度を見ればわかる。そしてグリーンを、ブルーがなだめすかして丸め込んだのも、間違いないだろう。楽しげな彼女を見れば。
グリーンは参加しなかったが、レッドとブルーと三人で短冊に願い事を書いた。それから、トキワジムの挑戦者達が書き残していった短冊を見ながら、自分のものをくくりつける。
「で?何て書いたんだ?」
「ボクは―――――」
こんばんは!
ブルー誕生日おめでとう!でした!
昨日間に合いませんでした。ごめんなさい!
ブルーの誕生日の話を短編に書いたのはもう、けっこう前になりますかね。
また書きたいですが。と言いますか、みんなのを書きたいですが。。。
そういえば、あとがきに書いているかもしれませんが、
あの話のタイトルの『おもいおもいのもり』は、作中で出てくるある絵本のタイトルです。
一見、タイトルの意味がわからないと思われるかもしれませんね。
絵本についてもほとんど説明していませんし。
あ、この絵本についても、黙木の想像の産物です。実際に出版されているものではありません。
そしてこの絵本は、実は『夕暮れノスタルジック』にもちょろっと、本当にちょろっと、
出てきます。あの頃から絵本の内容は考えていました。
なんていう、昔話でした。
そろそろ他のサーチエンジンに登録しようか、でも全然更新してないしな・・・
どんな感じなのでしょう。大陸がなくなると、離れ小島みたいになっているのでしょうか。
では、失礼します。
ブルー誕生日おめでとう!でした!
昨日間に合いませんでした。ごめんなさい!
ブルーの誕生日の話を短編に書いたのはもう、けっこう前になりますかね。
また書きたいですが。と言いますか、みんなのを書きたいですが。。。
そういえば、あとがきに書いているかもしれませんが、
あの話のタイトルの『おもいおもいのもり』は、作中で出てくるある絵本のタイトルです。
一見、タイトルの意味がわからないと思われるかもしれませんね。
絵本についてもほとんど説明していませんし。
あ、この絵本についても、黙木の想像の産物です。実際に出版されているものではありません。
そしてこの絵本は、実は『夕暮れノスタルジック』にもちょろっと、本当にちょろっと、
出てきます。あの頃から絵本の内容は考えていました。
なんていう、昔話でした。
そろそろ他のサーチエンジンに登録しようか、でも全然更新してないしな・・・
どんな感じなのでしょう。大陸がなくなると、離れ小島みたいになっているのでしょうか。
では、失礼します。
お久しぶりですみません。
こんなに空いていたとは!
体調も崩して新年度でバタバタして、あっという間でした・・・
言い訳に過ぎませんが・・・
薬が効くけど、合わなかったり・・
でもその間もずっとオメガルビーして、スペ読んでニヤニヤしていたり。笑
GW明けて最近やっと落ち着いてきたつもりです。
週末も映画観てきました!
駆○込み女と○け出し男ってのですが、
元々映画を観る予定がなかったのですが、不意にそういう経緯となり、
全然予備知識もなく、大変失礼ながら期待もせずに観てみたらこれが、
面白くて良かったです。綺麗に終わって後味が良い!
涙あり笑いあり、時々何言ってるかわからない。笑
と、そんな話でした。
では、失礼します。
こんなに空いていたとは!
体調も崩して新年度でバタバタして、あっという間でした・・・
言い訳に過ぎませんが・・・
薬が効くけど、合わなかったり・・
でもその間もずっとオメガルビーして、スペ読んでニヤニヤしていたり。笑
GW明けて最近やっと落ち着いてきたつもりです。
週末も映画観てきました!
駆○込み女と○け出し男ってのですが、
元々映画を観る予定がなかったのですが、不意にそういう経緯となり、
全然予備知識もなく、大変失礼ながら期待もせずに観てみたらこれが、
面白くて良かったです。綺麗に終わって後味が良い!
涙あり笑いあり、時々何言ってるかわからない。笑
と、そんな話でした。
では、失礼します。